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Acetaminophen’s diary

化学に関すること,TeXに関すること,ゆきだるまに関すること。

TeX Live で使えるゆきだるま☃のまとめ

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2016 の 23 日目の記事です。昨日は __rinx さんでした。明日は golden_lucky さんです。5 日目と 7 日目に続いて今年 3 回目の参加となります。 2016 年も残すところあとわずかになりました。師走の仕事納め、学生の皆…

pTeX の \dtou と ascmac パッケージの boxnote 環境の話

TeX

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2016 の 7 日目の記事です。一昨日(5 日目)に続いて 2 回目の参加です。昨日は doraTeX さんでした。明日も doraTeX さんです。 今年 2016 年は、pLaTeX と upLaTeX が「コミュニティ版」として生まれ変わった記念す…

TeX Live をホンキで語る ― 「TeX Live ってなんだろう?」

TeX

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2016 の 5 日目の記事です。昨日は tex-ut-tex さんでした。明日は doraTeX さんです。今年はあと一回、7 日目にも参加しました。 最近では、TeX Live のインストール手順のわかりやすい解説がたくさん世に出ています。…

新しい pLaTeX / upLaTeX 2016/11/29 版の解説

TeX

昨日リリースした最新のコミュニティ版 pLaTeX / upLaTeX (2016/11/29) について解説します。 フォーラムにおける告知は forum:2081 です。 今回はめずらしく機能拡張にあたる変更が入っている点が魅力です。数式アルファベットを多種類(ローマン、イタリッ…

TeX ユーザの集い 2016 で講演しました

TeX

発表スライドをお求めの方はこちらをどうぞ ↓ TeX Live 2016 の新しい pLaTeX(山下 弘展) https://aminophen.github.io/slide/hytexconf16-slide.pdf(PDF 直リンク) PDF へのリンクは(GitHub page のディレクトリを整理するなどの関係上)今後変わる可…

pLaTeX の新しいパッケージバンドル「platex-tools」の紹介

TeX

先日、新しい pLaTeX 対応パッケージ群をアップロードした。 CTAN: Package platex-tools 既に TeX Live にも W32TeX にもインストールされたので、簡単に入手可能。 TeX Live r42263 (2016/10/15) ← collection-langjapanese に含まれる W32TeX (2016/10/16…

新しい pLaTeX の話(2016年9月版)

TeX

今回も「コミュニティ版 pLaTeX」2016/09/03 版の紹介です。 正式なリリース告知は、TeX Forum (forum:2015) に出しました。 特に大きな変更は、脚注番号に関するものです。 過去3回分の記事はこちらから: 目次 1. 脚注番号(合印)直後の改行許可(重要:…

夏といえば、やっぱり「ゆきだるま」!

暑い日々が続いていますが、いかがお過ごしでしょうか。私は暑くて融けてしまいそうなのですが、今日は8月8日です。待ちに待ったナントカの日ですね! 梅雨も明けて、いよいよ夏到来!夏といえば、もちろん、ゆきだるま☃! — ZR-☃nobabbler (@zr_tex8r) 2016…

新しい pLaTeX の話:非公式リリースノート 2016 年版 (3)

TeX

本ブログでは、先月「コミュニティ版 pLaTeX」の 2016/05/07 について勝手に解説しました。割と好評でしたので、今回はそれ以降にリリースされた 2016/06/10、2016/06/10 patch level 1、2016/07/01 の 3 回分の(正味の)変更内容を勝手に解説します。 昨日…

TeX Live 2016 の先へ:今後の注目ポイントまとめ

TeX

ついに先日、TeX Live 2016 がリリースされました。早速、TeX Live メンテナのお一人である Norbert Preining さんのブログ(英文)に、変更点が簡潔にまとまっています。 また、id:doraTeX さんのブログでも、日本語ユーザ目線で主要な変更点がわかりやすく…

新しい pLaTeX の話:非公式リリースノート 2016 年版 (2)

TeX

前回の続きです(新しい pLaTeX の概要や全体の目次は前回の記事を参照)。 【追記:2016-06-11】コミュニティ版 2016/05/07 には、本稿の 5. で解説している「ベースライン補正(縦組)で「Å」が乱れる問題を解消」という修正のやりかたがマズかったことに…

新しい pLaTeX の話:非公式リリースノート 2016 年版 (1)

TeX

TeX Live 2016 には「日本語 TeX 開発コミュニティ」によってカスタマイズされた新しい pLaTeX がインストールされます。W32TeX では 2016/05/02 以降は新しい pLaTeX が配布されていますし、TeX Live 2016 pretest をインストールした方も 2016/05/10 以降…

TeX Live 2016 の新しい LuaTeX あれこれ

TeX

【最終更新 2016/06/11 16:28】luatex85 パッケージの注意点として挙げていた件について “失敗する実例” の情報をいただいたので追記、冒頭の LuaTeX に対する意見を追加。 【記事公開 2016/04/23 14:19】W32TeX の LuaTeX が新しいものに置き換わったような…

TeX でゆきだるまを“もっともっと”たくさん

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2015 の13日目の記事です。昨日は MNukazawa さんでした。明日は kuroky_plus さんです。 TeX & LaTeX Advent Calendar 2015 もちょうど折り返し地点です。今年のテーマは「今さら人に聞けない、TeXのキホン」というわ…

“回答を得やすい質問” と “良い報告” のコツ — ソフトウェア開発を例に

私は最近「日本語 TeX 開発コミュニティ」などのメーリングリストに参加していますので、ここでは LaTeX を例に説明しますが、これはいかなる技術系コミュニティにも当てはまることだと思います。私なりの「技術系コミュニティへの貢献・レポートのコツ」と…

LaTeX で PDF の一部だけ表示したい(3)

TeX Live 2015 時点での「PDF の BoundingBox」まとめ 第1回・第2回の更新から実に3か月が空いてしまいました… ほかの作業*1に追われておりました。この長いブランク(というより、第1回・第2回の記事を公開した直後の一週間以内)に、この PDF の BoundingB…

LaTeX で PDF の一部だけ表示したい(2)

実際に TeX が使う BoundingBox はどれなのか(続き) 昨日の記事で PDF における正解の BoundingBox とは何かを、ドライバ別に考えていた途中からです。XeLaTeX (+ xdvipdfmx) の場合に「XeLaTeX は CropBox を確保するのに xdvipdfmx が描画するのは後述す…

LaTeX で PDF の一部だけ表示したい(1)

ただいま改訂中です。ところどころ作業に伴いリンク切れや説明不足が生じていますが、ご了承ください…(2015-08-15) LaTeX で graphicx パッケージを使っていて 余白がある PDF ファイルの一部だけ、余白を切り取って表示したい と思ったことはないでしょうか…

TeX Live 2015 で変わったこと、変わらなかったこと

先日正式にリリースされた TeX Live 2015 であるが、アップデートするメリットはなんだろうか? というわけで、ここに「TeX Live 2015 で変わったこと、変わらなかったこと」の気づいた点をまとめてみる。とはいっても、すべて網羅する気は全くなく、一般ユ…

XyMTeX の機能を最大限引き出す「正しい利用法」

LaTeX で化学構造式を描画するパッケージとして、藤田眞作氏による XyMTeX が有名である。 XyMTeX 化学構造式描画(藤田氏によるページ) XyMTeX の使い方は公式マニュアル*1に書かれているし、簡単な紹介は TeX Wiki に、また以下のページに使い方の一部が…

LaTeX でパッケージが衝突したときは(2)

TeX

前回の続きです。今回は、改善版パッケージを用いるのではなく自力で対処せざるをえない場合について考えてみます。サンプルソースはやはり GitHub に置いておきます。 3. クラスファイルの定義とパッケージが衝突する例 次の2つの例は、以前このブログで取…

LaTeX でパッケージが衝突したときは(1)

TeX

LaTeX を使う際には必ずといっていいほど何らかのパッケージを利用するでしょう。例えば、数式を含む文書ならほとんどの場合 amsmath パッケージを利用するでしょうし、図を挿入する際には graphicx パッケージを読み込むでしょう。しかし、中には同じ名前の…

Windows への TeX インストール(W32TeX・発展編)

TeX

前々回、W32TeX と関連ソフトウェア(dviout, Ghostscript, GSview, TeXworks, ispell)のセットアップを、TeX インストーラ 3 を用いて極めて簡単に行いました。おさらいすると TeX インストーラ 3 とプラグインを入手し、展開(必須;★★★) Windows の拡張…

Windows への TeX インストール(簡単 W32TeX・後編)

TeX

前回、W32TeX と関連ソフトウェア(dviout, Ghostscript, GSview, TeXworks, ispell)のセットアップを、TeX インストーラ 3 を用いて極めて簡単に行いました。これで既に TeX を利用する基本的準備はできています。というわけで、テストも兼ねて実際に LaTe…

Windows への TeX インストール(簡単 W32TeX・前編)

以下の方法は2015年7月18日に問題なく行えることを再確認しました。2015年7月11日のインストーラ更新で SumatraPDF という PDF ビューアのプラグインが混入しましたが(元は作者のミスです)、特に害のあるものではなくむしろ Adobe Reader より軽快な PDF …

TeX/LaTeX の心構え:入門者から上級者まで

今回は、TeX/LaTeX に関わる方すべてに読んでほしい記事です。まだ触れたことがなくてこれから TeX/LaTeX を始める方にとっては必読だと思いますし、そもそも TeX/LaTeX を知らない・使うつもりはないという方にも「これだけは知っておいてもらいたい」こと…

単位展に行ってきた

今日、おもしろいとうわさの「単位展」に行ってきた。 企画展「単位展 — あれくらい それくらい どれくらい?」 会期:2015年2月20日(金) - 2015年5月31日(日)休館日:火曜日(5月5日は開館)開館時間:11:00 - 20:00(入場は19:30まで)主催:21_21 DES…

Wikipedia に関連したニュース

今日発見した、Wikipedia 関連の話題を紹介。 1. Wikipedia 日本語版も PDF ダウンロードが可能に 2. Wikipedia から化合物を構造式で検索できるサイト 特に 2 つめは注目! 最近流行りの JavaScript を使用して制作され、substructure や similarity からの…

TeX2img (Windows/Mac) の動作の詳細(改訂版)

【最終更新:2015-03-26】この記事は TeX2img の画像変換に関連した処理の解説であり、Windows 版 1.5.0 以降と Mac 版 1.9.2 以降において有効である。以前のバージョンはこちら。(追記:2015-07-20)本日公開の TeX2img for Mac 1.9.4 で若干の変更箇所あ…

Ghostscript のこと(3):新しいアウトライン化の知見

以前の記事で、2回にわたって Ghostscript のアウトライン化の挙動を考察した。しかし、TeX2img をアップデートするにあたりもう一度検証したことで、いくつかの知見が新たに得られた。 高解像度・低解像度とは? 第1回の記事で gs9.14 以前の epswrite の場…

TeX2img で任意の TeX エンジンを指定するために

【最終更新 2015-08-23 04:10】TeX ソースの処理スキームおよびその活用法の網羅的解説。Windows 版 1.5.6 と Mac 版 1.9.8 に対応済み(一部のスクリーンショットを除く)。 TeX2img の機能拡張! TeX2img の開発が進み、特に Windows 版 1.4.0 と Mac 版 1…

TeX のフォントの文字一覧表:testfont

昨日の記事で、CountriesOfEurope というフォントを紹介した。しかし、実際にフォントであるということがにわかには信じがたい。そこで、TeX で「あるフォントに含まれる文字の一覧表」を作成して、証明してみる。ただし、そもそもフォントの一覧表を作った…

ヨーロッパの地図をフォントとして出力:CountriesOfEurope

昨日の記事が好評なようなので、もう一つ、ネタパッケージの紹介。ヨーロッパの地図を「フォント」として出力するパッケージ CountriesOfEurope である。 CTAN: Package countriesofeurope パッケージと Type 1 フォントが一緒に配布されていて、TeX Live に…

段落を好きな形に:shapepar で遊ぶ

なんとなく思いつきで、気の利いたメッセージカードを作れそうな LaTeX パッケージを紹介する。shapepar パッケージである。 このパッケージは、文章の段落の形を何かの図柄に整形するという機能を持つ。標準でサポートしている図柄は熊澤先生のページで既に…

役に立つかも?なパッケージたち

TeX

TeX & LaTeX Advent Calendar で実際に投稿した 化学構造式のための自作パッケージ ともう一つ、最後まで案として残っていた記事をポイッ!というわけで 「もしかしたら役に立つかも?」というパッケージたち を紹介する。今回は「noconflict」「macroswap…

ケクレのベンゼン150周年!

前回の2015年最初の記事では「国際光年」に関するサイトをいくつか紹介した。今回はもう一つ、化学の歴史にとって重要な年であるので、もう一本書かずにはいられない。 それはもちろん ケクレがベンゼンの構造式を提唱してから150周年 ということである。 (…

あけましておめでとうございます!

さあ、2015年になった。今年は「国際光年」だ。 国際光年とは | IYL2015-JAPAN International Year of Light - Home 2015年は国際光年! というわけで、現在上野の国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」にも一層多くの方が訪れることだろう! 以前僕のブログ…

メリークリスマス!

今日で TeX & LaTeX Advent Calendar 2014 をはじめとするアドベントカレンダーは最終日。いくつか読んでいたのだが、よく訪れたのはもちろん TeX/LaTeX だ。 いつもどおり XeLaTeX で出力(PDF はこちら:Google)。

TeX2img のすゝめ:詳しい使い方(改訂版)

【最終更新 2015-08-23 04:20】この記事は TeX2img の使い方の網羅的解説であり、Windows 版 1.5.6 と Mac 版 1.9.8 を基準に説明している。以前のバージョンでも参考になりうるが、一部機能は異なる。特に理由がない場合は最新版への更新を強く勧める。以前…

TeX2img のコマンドライン版の使い方(改訂版)

【最終更新 2015-08-23 02:50】Win 1.5.6 および Mac 1.9.8 に対応。この記事は TeX2img のコマンドライン版の使い方を解説したものである。以前のバージョンを解説したアーカイブは別ページに残してある。 このブログではおなじみの TeX2img について、今度…

「化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ」の補足

昨日の補足。この chemobabel.sty は、\smilesobabel だけを定義した smilesobabel.sty というパッケージ(個人的に12月1日から制作開始)をもとに、急遽 Advent Calendar 用に12月4日から本格的に作業を始めたにすぎない。しかも、パッケージを作っていた時…

誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2014 の8日目の記事です。昨日は abenori さんでした。明日は tex-ut-tex さんです。 これは今日の日めくりカレンダー。何もわからない笑(というか合ってる?) 今日8日目はちょうど TeX ユーザの集い 2014 から1か月…

日本語の文書に media9 パッケージでマルチメディア埋め込み

以前の記事を書いた時からの懸念であった「media9 パッケージを使ったソースを platex + dvipdfmx に通す方法」の案を、ここで紹介することに決めた。これまで触れなかったのには理由があるのだが、そうこうしているうちに ZR さんに指摘されてしまった。 mo…

「ヒカリ展」に行ってきた(2)

前回の続き。国立科学博物館「ヒカリ展」の補足として、今回は化学的側面から。 光と色の関係性 モノの色にはいくつかの原理がある。大きく分けて自ら光る発光と、他からの光を受けて一部を吸収し残りを反射するものがある。 黒体放射:高温のものが出す光 …

TeX2img のコマンドライン版の使い方(旧版アーカイブ)

重要:以下の内容は古くなっています!(2015-08-13)この記事は TeX2img CUI 版の下記バージョンに対応している。 Windows 版 1.3.0 から 1.5.5 まで Mac 版 1.8.6 から 1.9.4 まで 最新版(Windows 版 1.5.6 及び Mac 版 1.9.8)とは仕様が大幅に異なるが、…

PDB ファイルから Discovery Studio でムービー作成

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第4弾。今回は「化学」の素材として用いた PDB ファイルの簡単な解説と、使用した専門ソフトの機能について。ただし、Windows でのみ使用できるソフトを使用している点については勘弁していただきたい。 Discover…

マルチメディア:U3D 生成ソフトと ffmpeg の利用

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第3弾。今回はマルチメディア埋め込みについて。 既にこのブログで7回にわたって「PDFにマルチメディアを埋め込む」というテーマで記事を書いたので、まずはそちらを参照。全体への案内板はこちら。 &amp…

TeX ユーザの集い 2014 について:化学的補足

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第2弾。今回は化学の専門知識とソフトウェアについて。 その前に、昨日 (2014-11-10) の朝にケムステで公開した記事*1。既に 1,100 アクセスを突破している。好評いただいているようで嬉しい。 化学を広く伝える…

PDF の作り方:pdftk の活用

さてさて、早速 TeX ユーザの集い 2014 の資料作成時に使用したテクニック紹介第1弾。 今回は資料作成の最終段階という肝心な部分で活躍した pdftk の紹介。 pdftk とは? TeX Wiki に記述がほとんどなかったので pdftk のページを作成し、説明を書き加えた…

TeX ユーザの集いに参加!

先日の記事で予告したとおり、TeX ユーザの集い 2014 に参加してきた。今回は名前の割に「TeX」や「LaTeX」をテーマにした講演よりも、「HTML5やCSS」あるいは「Re:VIEW」といった他の規格についての発表が多かった。TeX に関する話でも、LuaTeX-ja における…