読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

Acetaminophen’s diary

化学に関すること、TeXに関すること、ゆきだるまに関すること。

TeX2img のコマンドライン版の使い方(改訂版)

【最終更新 2015-08-23 02:50】Win 1.5.6 および Mac 1.9.8 に対応。この記事は TeX2img のコマンドライン版の使い方を解説したものである。以前のバージョンを解説したアーカイブは別ページに残してある。 このブログではおなじみの TeX2img について、今度…

「化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ」の補足

昨日の補足。この chemobabel.sty は、\smilesobabel だけを定義した smilesobabel.sty というパッケージ(個人的に12月1日から制作開始)をもとに、急遽 Advent Calendar 用に12月4日から本格的に作業を始めたにすぎない。しかも、パッケージを作っていた時…

誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2014 の8日目の記事です。昨日は abenori さんでした。明日は tex-ut-tex さんです。 これは今日の日めくりカレンダー。何もわからない笑(というか合ってる?) 今日8日目はちょうど TeX ユーザの集い 2014 から1か月…

Marvin Sketch で化学構造式を描こう!

以前「化学のおすすめソフト (2014-09-01)」という記事で紹介した構造式描画ソフトの中から、今回は Marvin Sketch について紹介する。Marvin Sketch は Java ベースのソフトウェアで、Marvin Beans というパッケージに含まれている。 Windows (.exe) Macint…

ブログを始めてから考えていること

さて、ダイアリーの方でもすでに振り返ってみたが、ブログを始めて3か月。普段の本業の生活はそれほど変わらないが、プライベートの時間についてはずいぶん取り組んでいる内容が変わってきた気がする。 そこで、最近僕がこのブログを更新しながら考えている…

日本語の文書に media9 パッケージでマルチメディア埋め込み

以前の記事を書いた時からの懸念であった「media9 パッケージを使ったソースを platex + dvipdfmx に通す方法」の案を、ここで紹介することに決めた。これまで触れなかったのには理由があるのだが、そうこうしているうちに ZR さんに指摘されてしまった。 mo…

「ヒカリ展」に行ってきた(3)

またまた前回の続き。 蛍光:光による励起と発光(続き) なぜ GFP がノーベル化学賞を受賞したかというのは非常に重要。 オワンクラゲの体内で、緑色蛍光タンパク質 GFP は、カルシウムイオンの濃度に応答して青く光るイクオリンという発光タンパク質と複合…

「ヒカリ展」に行ってきた(2)

前回の続き。国立科学博物館「ヒカリ展」の補足として、今回は化学的側面から。 光と色の関係性 モノの色にはいくつかの原理がある。大きく分けて自ら光る発光と、他からの光を受けて一部を吸収し残りを反射するものがある。 黒体放射:高温のものが出す光 …

「ヒカリ展」に行ってきた(1)

10月末から上野の国立科学博物館で始まっていた「ヒカリ展」に、昨日やっと行ってきた。先週まで TeX ユーザの集いや旅行であわただしかったのでなかなか行けず、ようやくという感じ。 ヒカリ展 光のふしぎ、未知の輝きに迫る! 会期:2014年10月28日(火)~…

TeX2img のコマンドライン版の使い方(旧版アーカイブ)

重要:以下の内容は古くなっています!(2015-08-13)この記事は TeX2img CUI 版の下記バージョンに対応している。 Windows 版 1.3.0 から 1.5.5 まで Mac 版 1.8.6 から 1.9.4 まで 最新版(Windows 版 1.5.6 及び Mac 版 1.9.8)とは仕様が大幅に異なるが、…

PDB ファイルから Discovery Studio でムービー作成

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第4弾。今回は「化学」の素材として用いた PDB ファイルの簡単な解説と、使用した専門ソフトの機能について。ただし、Windows でのみ使用できるソフトを使用している点については勘弁していただきたい。 Discover…

マルチメディア:U3D 生成ソフトと ffmpeg の利用

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第3弾。今回はマルチメディア埋め込みについて。 既にこのブログで7回にわたって「PDFにマルチメディアを埋め込む」というテーマで記事を書いたので、まずはそちらを参照。全体への案内板はこちら。 &amp…

TeX ユーザの集い 2014 について:化学的補足

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第2弾。今回は化学の専門知識とソフトウェアについて。 その前に、昨日 (2014-11-10) の朝にケムステで公開した記事*1。既に 1,100 アクセスを突破している。好評いただいているようで嬉しい。 化学を広く伝える…

PDF の作り方:pdftk の活用

さてさて、早速 TeX ユーザの集い 2014 の資料作成時に使用したテクニック紹介第1弾。 今回は資料作成の最終段階という肝心な部分で活躍した pdftk の紹介。 pdftk とは? TeX Wiki に記述がほとんどなかったので pdftk のページを作成し、説明を書き加えた…

TeX ユーザの集いに参加!

先日の記事で予告したとおり、TeX ユーザの集い 2014 に参加してきた。今回は名前の割に「TeX」や「LaTeX」をテーマにした講演よりも、「HTML5やCSS」あるいは「Re:VIEW」といった他の規格についての発表が多かった。TeX に関する話でも、LuaTeX-ja における…

化学構造式をTeXで(3):補足事項

追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 やり残していた Mac での確認を含めて、…

化学構造式をTeXで(2):自動化の注意点と解消法

追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 前回の続きで、残しておいた「自動実行…

化学構造式をTeXで(1):自動化による簡単生成

追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 つい先日発見したばかりの「化学構造式…

Happy Halloween!

今日はハロウィンということで、久しぶりに XeLaTeX を使ってみた。というのも、Unicode の絵文字にはハロウィンを表すものがあるからである。 ハロウィンの象徴といえば Jack-o'-lantern というのは共通認識のようで…

雑多なリンク集

今回は、化学や TeX といった専門にこだわらない便利なサイトや素材集、趣味のメモ。 日頃のちょっとした計算や質問を楽しく Wolfram|Alpha: Computational Knowledge Engineちょっと変わったシステム。一見普通の検索エンジンに似ているが、使ってみると全…

続・最近の話題

昨日に引き続き、気づいたことのメモ。昨日の化学の話題から一転、今回は言語と文字についての話題が多めになった。 4. Bing が絵文字検索をサポート 5. 日本語の漢字とひらがなの書き分け方 6. 似ている記号の使い分け 7. 東京化学同人の書籍の新刊?

最近の話題とお知らせ

ここ1週間に気づいたことと、やろうとしていることのメモ。 1. 「斜方晶系」が「直方晶系」になっていた! 2. 化学の日と化学週間 3. TeXユーザの集い2014にLTで参加予定

TeX2img のすゝめ:詳しい使い方

重要:以下の内容は古くなっています!(2014-12-14)この記事は Windows 版 1.3.1 と Mac 版 1.8.6 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 初めて TeX2img を使う方にも読んで理解していただけるように、TeX2img …

TeX2img (Windows/Mac) の動作の詳細

重要:以下の内容は古くなっています!(2015-03-26)この記事は Windows 版 1.4.0 と Mac 版 1.8.8 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 【最終更新:2015-02-23】この記事は TeX2img の画像変換処理の解説であ…

Ghostscript のこと(2):不具合?

(前回の続き) 追記:2015-03-14 21:30アウトライン化の挙動について新たな知見が得られたため、一部書き換えた。 Ghostscript の Windows/Mac における挙動の差異 ここまで詳細に Ghostscript のアウトライン化機能を説明してきたが、以上の説明は、Mac 用…

Ghostscript のこと(1):アウトライン化の詳細

追記:2015-03-14 21:10アウトライン化の挙動について新たな知見が得られたため、一部書き換えた。 今回は、Ghostscript のアウトライン化に関する知見をまとめることにした。 文字や図形といったすべての要素のアウトライン化は、Ghostscript の epswrite/e…

続報:TeX2img の Windows 版アップデート

TeX2img の Windows 版が先ほど再び更新された (ver. 1.2.3)。先月約5年ぶりに阿部さんによって開発再開 (ver. 1.2.0) されて以来、すでに3度更新されたことになる。 追記:2014-10-18 より新しい Windows版1.2.5 と Mac版1.8.3 について記事を書いたので本…

化学のリンク集

普段僕がよく訪れるサイトのリストを、ブログの場で紹介することにした。 僕は身分上日常的に端末を行ったり来たり(Windows と Mac を合わせて4, 5台)するうえ、ブラウザも複数使い分けているため、全環境で個別にブックマークするより、ブログの記事1つの…

むねぴーさんの日めくりカレンダー成功

もう2014年も残すところ3ヶ月だが、フォント愛好家としてはこれを自分で試してみずにはいられない。 毎日フォントを楽しめる2014年版日めくりカレンダーを作ってみた - I’m just another TeXnician. しかし、最近試してみると、2014年10月現在の最新 TeX Liv…

APNG についていろいろ調べてみた件

最近発表された iOS 8 では、APNG 画像がサポートされたらしい。 これからは GIF アニメから APNG の時代に! iOS 8でサポートされた APNG 画像を使いこなそう – ICS LAB [iOS 8] Safari 8 で APNG(アニメーション PNG)がサポートされました。 | Develope…

「PowerPointやPDFにマルチメディア」の今後

全7回にわたって「PowerPoint や PDF にいろいろなマルチメディアを埋め込む」というテーマで書いてきた。ここですべての記事をダイジェストでまとめるとともに、今後探索すべき課題をまとめておく。 この連載では全てフリーソフトを使用して PowerPoint や …

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(7)

動く 3D 模型の挿入:PDF の場合(TeX 使用)後編3 予定外に回数が増えたが、第7回では前回までに一通りの完成をみた分子模型の埋め込みにとらわれず、より汎用的な方法を探索する。ただし、導入としては(ほかのサンプル 3D データを持っていないので)分子…

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(6)

動く3D模型の挿⼊:PDFの場合(TeX使⽤)後編2 実は第5回までの記事は、今回の記事連載にあたり、すでに知っていた方法を W32TeX の最新版で検証してきたものである。しかし、今回の連載を機に他の方法がないかと思って並行して調査も続けていた。そして、つ…

最近の話題3件

最近のニュースを3件。 1. Source Han Sans(源ノ角ゴシック)ver1.001 発表 2. 試薬大手シグマアルドリッチが買収される 3. Nature Communications が Open Access Only に

Tips: フォントの管理について

表題と関係ないが、最近「素数」というキーワードが2回も話題になった。 まず1つ目はスコットランド独立の是非を問う住民投票。 NHK NEWS WEB スコットランド独立住民投票 開票結果 http://t.co/NUdr0q8SL4 うおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお…

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(5)

動く 3D 模型の挿⼊:PDF の場合(TeX 使⽤)後編1 今回と次回で計3つの方法を紹介する。僕個人の結論としては、前回説明した PDB ファイルの取り込みが目的なら、次回紹介する【方法3】が最も適していると考えている。 【方法1】MeshLab の使用:PDB から U…

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(4)

さて、最後は PDF に動く 3D モデルの挿入だ。前回紹介した PowerPoint による方法と異なり、持ち運び可能な PDF は汎用性があるだろう。 動く 3D 模型の挿入:PDF の場合(TeX 使用)前編 やはり僕がこれを必要とするのは分子模型を表示したいときなので、…

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(3)

さて、途中に他の記事を挟んで間延びしてしまったが、引き続き第3回。 前2回分の記事はこちら。 PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(1), (2) (2014-09-13) ここになって気付いたが、タイトルの「いろいろなマルチメディア」が「馬に乗馬す…

TeX を賢く使いましょう!

ブログを始めてまだ3週間あまりしか経っていないが、このブログの記事が予想以上に好評をいただいているようで、僕も非常に嬉しい。 とりわけ反響が大きかったのが TeX2img に関する以下の2つの記事。 速報:TeX2imgのWindows版、5年ぶりの更新 (2014-09-15)…

PDFのトリミングとベクター画像抽出

上のタイトルからは想像できないかもしれないが、今回は前回(ついさっき)予告した通り TeX2img に関する記事である。 ああ、またか… しかし、ここでこのページから離れるのはまだ早い。TeX に関する(たぶん)全く新しい見方をここで導入する。TeX を全く…

速報:TeX2imgのWindows版、5年ぶりの更新

寺田さんにより開発された「TeX ソースコードを TeX でコンパイルして画像で出力するアプリケーション」である TeX2img の Windows 版が更新された。 美文書第6版(サポートページはこちら)にも収録されているアプリケーションであるが、約5年ぶりのアップ…

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(2)

前回からの企画で、今回は動画や音声。 動画や音声の挿入:PowerPoint の場合 これも問題ないだろう。Windows なら挿入リボンで「ビデオ」を選択する。Mac ではホームリボンで「挿入」からムービーを選択するか、単にドラッグアンドドロップでも問題ない。 …

PowerPointやPDFにいろいろなマルチメディアを埋め込む(1)

今回から数回にわたり、今までに僕が使用したさまざまなソフトウェアの中から、PowerPoint や PDF にマルチメディアを埋め込む機能をもったものをまとめて紹介しようと思う。便利な割には意外とどれもあまり知られていないか、利用者が少ないような気がする…

TeX2imgのPATH設定

昨夜(2014-09-08)、TeX2img の作者の寺田さんに、gs の PATH にスペースが含まれる場合に正しく gs が起動できない旨を報告し、僕なりの対処法を提案してみた。 約5年間アップデートがなかったので、その間に他の方もこの問題について指摘されているのではな…

「TeXでゆきだるま」をもっとたくさん

さて、W32TeX を更新したので、ゆきだるまのグリフを色々なフォントで出力するというネタを僕もやってみた*1。元はこちら: いろいろなゆきだるま - TeX Alchemist Online さすがに持っているフォントを一つずつ調べるのは気が遠くなる作業なので、ブラウザ…

化学のおすすめソフト

さて、専門の化学に関する記事を。 といっても、まずは PC ツールから。学生であればいろんなソフトが無料で利用できる。スクリーンショットは面倒なのでリンクを付けた公式サイト参照。 構造式を描く ChemSketch Accelrys Draw Marvin Sketch 僕は基本的に…

TeXにフォントを追加した件(その2)

(前回の続き) さて、TeX のディレクトリ内にフォントファイル(OTF とか TTF とか)を直接コピーして持ってくるのはちょっとライセンス的に怪しい気がしたので、シンボリックリンクを貼ることに。(そもそも W32TeX は TeX Live を取り込んでいるから IPA …

TeXにフォントを追加した件(その1)

前提:僕の TeX 環境 ここで、僕の TeX 環境について。 OS は Windows 7 (64bit) で、W32TeX をインストールして使っている。最近は Cygwin に TeX Live をインストールしてみたので、こちらもたまに使っている。 3年ほど W32TeX を使ってきたが、2年前(2012…

国立国会図書館に行ってみた

先日、国立国会図書館に行ってきた。公式サイトはこちら↓ 国立国会図書館―National Diet Library 絶版になっていた化学系の本も普通に読むことができた。 行ったことがない読者のために説明しておくと、国立国会図書館は日本の唯一の国立図書館で、日本国内…

TeXを使うべきか、Wordを使うべきか

さて、僕は TeX による組版を使うことがある。一方で、Microsoft Word のようなソフトを使うこともある。でも、実際にはどういう場合にどちらを使うべきか、悩むことが多かった。そこで、理系の有名雑誌の投稿規定を参考に、理系の中でも分野によって論文を …