Acetaminophen’s diary

化学に関すること,TeXに関すること,ゆきだるまに関すること。

TeX ユーザの集いに参加!

先日の記事で予告したとおり、TeX ユーザの集い 2014 に参加してきた。今回は名前の割に「TeX」や「LaTeX」をテーマにした講演よりも、「HTML5CSS」あるいは「Re:VIEW」といった他の規格についての発表が多かった。TeX に関する話でも、LuaTeX-ja における組版システムの開発の話はほとんど理解できなかったが、ふだんは聞くことのない開発サイドの苦労や、他の言語との比較など、全体的に非常に有意義であった。というか、すごく楽しかった! 懇親会があっという間。

そんな開発者側の発表が多数を占めるなかで、僕は LaTeX ユーザとしてライトニングトークで

「化学は美しい:LaTeX との融合」

という題目で発表した。追々このブログで、資料作成時の様々なテクニックを紹介していくつもりだが、とりあえず発表資料 PDF を Web 公開しておく。これからしばらくの間、このブログでは作成裏話とか本当の目的とかを気の向くままに書くことになると思う。PDF へのリンクはもう少し下で貼ることにし、いくつかのページを紹介。

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基本的には発表資料そのままだが、著作権に配慮して一部改変し、さらに参考になりそうな付録を追加。結果的にファイルサイズは 5 MB 程度になった。発表資料のリンクを貼る前に、注意事項。

  1. 再配布禁止・直リンク禁止
    許可なく別のサイトで再配布することを禁止する。また、今回の資料の配布サイトに関しては、直リンク禁止とする*1。リンクしたい場合は、いま読んでいるブログのこの記事に貼ってください。
  2. 許可なく改変して、別の発表などで使用すること
    そのままの形で使ってもらう分にはいっこうにかまわない(作成者と出典を明記)が、改変は禁止。また、中で使用している画像やムービーなどの素材を抽出して二次利用することも禁止する。ただし、例示しているソースコードを適宜参考にして文書を作成するのは自由。
  3. 正常に表示するには、Adobe Reader あるいは Adobe Acrobat 7 以上が必要
    PDF 形式でアップしているが、ブラウザ独自の PDF ビューアや Google ドキュメントとして開いてしまうとこの資料の全ての機能を正しく表示することができない。一旦ダウンロードしたうえで、Adobe Reader あるいは Adobe Acrobat 7 以上で表示することを推奨する*2

では、発表資料は以下のリンクから:

こちら(Google)

ご意見などは下のコメント欄へどうぞ。もし気に入っていただけたなら、SNS 等でこのブログ記事を広めていただけるとこれまた幸い。また、ケムステにも記事を投稿したので、良かったらどうぞ。

 

ついでに、この一年間(=ほぼ最近2ヶ月間)に TeX 界に少しくらい貢献できたかもしれないこと:

ユーザとしてフィードバックも大切。

*1:これは、作成者が分かりづらくなってしまうのを防ぐ目的と、このあと説明するビューア表示の際の注意が見られなくなってしまうことを防ぐという重要な理由のため。

*2:なんで SlideShare に置かないの? の答えは自明。

*3:いつのまにか自分のブログにも多数リンクを貼っていただいて光栄。