あけましておめでとうございます!
さあ、2015年になった。今年は「国際光年」だ。
というわけで、現在上野の国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」にも一層多くの方が訪れることだろう! 以前僕のブログで3回にわたり特集した記事もどうぞ。
さて、先ほどツイートした「化学フォント」について。
やっと自作chemobabelを使って @yuzururururu の化学フォントを書いてみました。ChemSketchでMDL Molfile (.mol)を作成し、LaTeX文書に取り込んだものをPNG化。 pic.twitter.com/bApkXJ9zP3
— Acetaminophen (@aminophen) 2015, 1月 1
元ネタは僕の友人で「化学屋」主宰者のツイート。
Hoping You Have A Happy New Year 分子量2015になってます pic.twitter.com/aerDyB88vW
— 譲 (@yuzururururu) 2015, 1月 1
たぶん元ネタは ChemDraw あたりで描画してそのまま画像として保存したもの。これをあえて自作 LaTeX パッケージ chemobabel.sty で処理したものが僕のもの。今回は
- ChemSketch で構造式を描画して newyear2015.mol というファイルを保存
- Open Babel の構造式処理機能を用いて SVG 画像に変換
- Inkscape で SVG を PDF に変換
- PDF 画像を LaTeX 文書中に \includegraphics で取り込む
という作業を行ったことになるのだが、その 2. から 4. を自作パッケージで自動化しているわけだ。詳細は以前の記事へ。
ChemSketch での描画に10分ほどかかり、LaTeX 処理まで合わせて合計15分で作業完了。簡単! ソースは Google サイトに置いておく:こちら
XyMTeX や chemfig より僕の chemobabel が優れているとすれば
といったところだろうか。
というわけで、今年もよろしくお願いします!
追記:2014-01-02 なんと chemfig でもやっていただいた!
そう言われてるとやってみたくなる ;-) けど面倒だったので A Happy New Year だけ。これで15分ちょい (ChemFig)。全部だと30分くらい?分子量が計算できないのは確かに大きなデメリット。@aminophen pic.twitter.com/JpeYNsczS1
— Mad Chemiker (@_MadChemiker_) 2015, 1月 1
分子量は別途計算しなければならないが、スゴイ!