TeX
以前の記事を書いた時からの懸念であった「media9 パッケージを使ったソースを platex + dvipdfmx に通す方法」の案を、ここで紹介することに決めた。これまで触れなかったのには理由があるのだが、そうこうしているうちに ZR さんに指摘されてしまった。 mo…
前回の続き。国立科学博物館「ヒカリ展」の補足として、今回は化学的側面から。 光と色の関係性 モノの色にはいくつかの原理がある。大きく分けて自ら光る発光と、他からの光を受けて一部を吸収し残りを反射するものがある。 黒体放射:高温のものが出す光 …
重要:以下の内容は古くなっています!(2015-08-13)この記事は TeX2img CUI 版の下記バージョンに対応している。 Windows 版 1.3.0 から 1.5.5 まで Mac 版 1.8.6 から 1.9.4 まで 最新版(Windows 版 1.5.6 及び Mac 版 1.9.8)とは仕様が大幅に異なるが、…
TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第4弾。今回は「化学」の素材として用いた PDB ファイルの簡単な解説と、使用した専門ソフトの機能について。ただし、Windows でのみ使用できるソフトを使用している点については勘弁していただきたい。 Discover…
TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第3弾。今回はマルチメディア埋め込みについて。 既にこのブログで7回にわたって「PDFにマルチメディアを埋め込む」というテーマで記事を書いたので、まずはそちらを参照。全体への案内板はこちら。 &amp…
TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第2弾。今回は化学の専門知識とソフトウェアについて。 その前に、昨日 (2014-11-10) の朝にケムステで公開した記事*1。既に 1,100 アクセスを突破している。好評いただいているようで嬉しい。 化学を広く伝える…
さてさて、早速 TeX ユーザの集い 2014 の資料作成時に使用したテクニック紹介第1弾。 今回は資料作成の最終段階という肝心な部分で活躍した pdftk の紹介。 pdftk とは? TeX Wiki に記述がほとんどなかったので pdftk のページを作成し、説明を書き加えた…
先日の記事で予告したとおり、TeX ユーザの集い 2014 に参加してきた。今回は名前の割に「TeX」や「LaTeX」をテーマにした講演よりも、「HTML5やCSS」あるいは「Re:VIEW」といった他の規格についての発表が多かった。TeX に関する話でも、LuaTeX-ja における…
追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 やり残していた Mac での確認を含めて、…
追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 前回の続きで、残しておいた「自動実行…
追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 つい先日発見したばかりの「化学構造式…
今日はハロウィンということで、久しぶりに XeLaTeX を使ってみた。というのも、Unicode の絵文字にはハロウィンを表すものがあるからである。 ハロウィンの象徴といえば Jack-o'-lantern というのは共通認識のようで…
ここ1週間に気づいたことと、やろうとしていることのメモ。 1. 「斜方晶系」が「直方晶系」になっていた! 2. 化学の日と化学週間 3. TeXユーザの集い2014にLTで参加予定
重要:以下の内容は古くなっています!(2014-12-14)この記事は Windows 版 1.3.1 と Mac 版 1.8.6 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 初めて TeX2img を使う方にも読んで理解していただけるように、TeX2img …
重要:以下の内容は古くなっています!(2015-03-26)この記事は Windows 版 1.4.0 と Mac 版 1.8.8 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 【最終更新:2015-02-23】この記事は TeX2img の画像変換処理の解説であ…
(前回の続き) 追記:2015-03-14 21:30アウトライン化の挙動について新たな知見が得られたため、一部書き換えた。 Ghostscript の Windows/Mac における挙動の差異 ここまで詳細に Ghostscript のアウトライン化機能を説明してきたが、以上の説明は、Mac 用…
追記:2015-03-14 21:10アウトライン化の挙動について新たな知見が得られたため、一部書き換えた。 今回は、Ghostscript のアウトライン化に関する知見をまとめることにした。 文字や図形といったすべての要素のアウトライン化は、Ghostscript の epswrite/e…
TeX2img の Windows 版が先ほど再び更新された (ver. 1.2.3)。先月約5年ぶりに阿部さんによって開発再開 (ver. 1.2.0) されて以来、すでに3度更新されたことになる。 追記:2014-10-18 より新しい Windows版1.2.5 と Mac版1.8.3 について記事を書いたので本…
もう2014年も残すところ3ヶ月だが、フォント愛好家としてはこれを自分で試してみずにはいられない。 毎日フォントを楽しめる2014年版日めくりカレンダーを作ってみた - I’m just another TeXnician. しかし、最近試してみると、2014年10月現在の最新 TeX Liv…
全7回にわたって「PowerPoint や PDF にいろいろなマルチメディアを埋め込む」というテーマで書いてきた。ここですべての記事をダイジェストでまとめるとともに、今後探索すべき課題をまとめておく。 この連載では全てフリーソフトを使用して PowerPoint や …
動く 3D 模型の挿入:PDF の場合(TeX 使用)後編3 予定外に回数が増えたが、第7回では前回までに一通りの完成をみた分子模型の埋め込みにとらわれず、より汎用的な方法を探索する。ただし、導入としては(ほかのサンプル 3D データを持っていないので)分子…
動く3D模型の挿⼊:PDFの場合(TeX使⽤)後編2 実は第5回までの記事は、今回の記事連載にあたり、すでに知っていた方法を W32TeX の最新版で検証してきたものである。しかし、今回の連載を機に他の方法がないかと思って並行して調査も続けていた。そして、つ…
動く 3D 模型の挿⼊:PDF の場合(TeX 使⽤)後編1 今回と次回で計3つの方法を紹介する。僕個人の結論としては、前回説明した PDB ファイルの取り込みが目的なら、次回紹介する【方法3】が最も適していると考えている。 【方法1】MeshLab の使用:PDB から U…
ブログを始めてまだ3週間あまりしか経っていないが、このブログの記事が予想以上に好評をいただいているようで、僕も非常に嬉しい。 とりわけ反響が大きかったのが TeX2img に関する以下の2つの記事。 速報:TeX2imgのWindows版、5年ぶりの更新 (2014-09-15)…
上のタイトルからは想像できないかもしれないが、今回は前回(ついさっき)予告した通り TeX2img に関する記事である。 ああ、またか… しかし、ここでこのページから離れるのはまだ早い。TeX に関する(たぶん)全く新しい見方をここで導入する。TeX を全く…
寺田さんにより開発された「TeX ソースコードを TeX でコンパイルして画像で出力するアプリケーション」である TeX2img の Windows 版が更新された。 美文書第6版(サポートページはこちら)にも収録されているアプリケーションであるが、約5年ぶりのアップ…
前回からの企画で、今回は動画や音声。 動画や音声の挿入:PowerPoint の場合 これも問題ないだろう。Windows なら挿入リボンで「ビデオ」を選択する。Mac ではホームリボンで「挿入」からムービーを選択するか、単にドラッグアンドドロップでも問題ない。 …
今回から数回にわたり、今までに僕が使用したさまざまなソフトウェアの中から、PowerPoint や PDF にマルチメディアを埋め込む機能をもったものをまとめて紹介しようと思う。便利な割には意外とどれもあまり知られていないか、利用者が少ないような気がする…
昨夜(2014-09-08)、TeX2img の作者の寺田さんに、gs の PATH にスペースが含まれる場合に正しく gs が起動できない旨を報告し、僕なりの対処法を提案してみた。 約5年間アップデートがなかったので、その間に他の方もこの問題について指摘されているのではな…
さて、W32TeX を更新したので、ゆきだるまのグリフを色々なフォントで出力するというネタを僕もやってみた*1。元はこちら: いろいろなゆきだるま - TeX Alchemist Online さすがに持っているフォントを一つずつ調べるのは気が遠くなる作業なので、ブラウザ…