Acetaminophen’s diary

化学に関すること,TeXに関すること,ゆきだるまに関すること。

TeX

TeX2img (Windows/Mac) の動作の詳細(改訂版)

【最終更新:2015-03-26】この記事は TeX2img の画像変換に関連した処理の解説であり、Windows 版 1.5.0 以降と Mac 版 1.9.2 以降において有効である。以前のバージョンはこちら。(追記:2015-07-20)本日公開の TeX2img for Mac 1.9.4 で若干の変更箇所あ…

Ghostscript のこと(3):新しいアウトライン化の知見

以前の記事で、2回にわたって Ghostscript のアウトライン化の挙動を考察した。しかし、TeX2img をアップデートするにあたりもう一度検証したことで、いくつかの知見が新たに得られた。 高解像度・低解像度とは? 第1回の記事で gs9.14 以前の epswrite の場…

TeX2img で任意の TeX エンジンを指定するために

【最終更新 2015-08-23 04:10】TeX ソースの処理スキームおよびその活用法の網羅的解説。Windows 版 1.5.6 と Mac 版 1.9.8 に対応済み(一部のスクリーンショットを除く)。 TeX2img の機能拡張! TeX2img の開発が進み、特に Windows 版 1.4.0 と Mac 版 1…

TeX のフォントの文字一覧表:testfont

昨日の記事で、CountriesOfEurope というフォントを紹介した。しかし、実際にフォントであるということがにわかには信じがたい。そこで、TeX で「あるフォントに含まれる文字の一覧表」を作成して、証明してみる。ただし、そもそもフォントの一覧表を作った…

ヨーロッパの地図をフォントとして出力:CountriesOfEurope

昨日の記事が好評なようなので、もう一つ、ネタパッケージの紹介。ヨーロッパの地図を「フォント」として出力するパッケージ CountriesOfEurope である。 CTAN: Package countriesofeurope パッケージと Type 1 フォントが一緒に配布されていて、TeX Live に…

段落を好きな形に:shapepar で遊ぶ

なんとなく思いつきで、気の利いたメッセージカードを作れそうな LaTeX パッケージを紹介する。shapepar パッケージである。 このパッケージは、文章の段落の形を何かの図柄に整形するという機能を持つ。標準でサポートしている図柄は熊澤先生のページで既に…

役に立つかも?なパッケージたち

TeX

TeX & LaTeX Advent Calendar で実際に投稿した 化学構造式のための自作パッケージ ともう一つ、最後まで案として残っていた記事をポイッ!というわけで 「もしかしたら役に立つかも?」というパッケージたち を紹介する。今回は「noconflict」「macroswap…

ケクレのベンゼン150周年!

前回の2015年最初の記事では「国際光年」に関するサイトをいくつか紹介した。今回はもう一つ、化学の歴史にとって重要な年であるので、もう一本書かずにはいられない。 それはもちろん ケクレがベンゼンの構造式を提唱してから150周年 ということである。 (…

あけましておめでとうございます!

さあ、2015年になった。今年は「国際光年」だ。 国際光年とは | IYL2015-JAPAN International Year of Light - Home 2015年は国際光年! というわけで、現在上野の国立科学博物館で開催中の「ヒカリ展」にも一層多くの方が訪れることだろう! 以前僕のブログ…

メリークリスマス!

今日で TeX & LaTeX Advent Calendar 2014 をはじめとするアドベントカレンダーは最終日。いくつか読んでいたのだが、よく訪れたのはもちろん TeX/LaTeX だ。 いつもどおり XeLaTeX で出力(PDF はこちら:Google)。

TeX2img のすゝめ:詳しい使い方(改訂版)

【最終更新 2015-08-23 04:20】この記事は TeX2img の使い方の網羅的解説であり、Windows 版 1.5.6 と Mac 版 1.9.8 を基準に説明している。以前のバージョンでも参考になりうるが、一部機能は異なる。特に理由がない場合は最新版への更新を強く勧める。以前…

TeX2img のコマンドライン版の使い方(改訂版)

【最終更新 2015-08-23 02:50】Win 1.5.6 および Mac 1.9.8 に対応。この記事は TeX2img のコマンドライン版の使い方を解説したものである。以前のバージョンを解説したアーカイブは別ページに残してある。 このブログではおなじみの TeX2img について、今度…

「化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ」の補足

昨日の補足。この chemobabel.sty は、\smilesobabel だけを定義した smilesobabel.sty というパッケージ(個人的に12月1日から制作開始)をもとに、急遽 Advent Calendar 用に12月4日から本格的に作業を始めたにすぎない。しかも、パッケージを作っていた時…

誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ

これは TeX & LaTeX Advent Calendar 2014 の8日目の記事です。昨日は abenori さんでした。明日は tex-ut-tex さんです。 これは今日の日めくりカレンダー。何もわからない笑(というか合ってる?) 今日8日目はちょうど TeX ユーザの集い 2014 から1か月…

日本語の文書に media9 パッケージでマルチメディア埋め込み

以前の記事を書いた時からの懸念であった「media9 パッケージを使ったソースを platex + dvipdfmx に通す方法」の案を、ここで紹介することに決めた。これまで触れなかったのには理由があるのだが、そうこうしているうちに ZR さんに指摘されてしまった。 mo…

「ヒカリ展」に行ってきた(2)

前回の続き。国立科学博物館「ヒカリ展」の補足として、今回は化学的側面から。 光と色の関係性 モノの色にはいくつかの原理がある。大きく分けて自ら光る発光と、他からの光を受けて一部を吸収し残りを反射するものがある。 黒体放射:高温のものが出す光 …

TeX2img のコマンドライン版の使い方(旧版アーカイブ)

重要:以下の内容は古くなっています!(2015-08-13)この記事は TeX2img CUI 版の下記バージョンに対応している。 Windows 版 1.3.0 から 1.5.5 まで Mac 版 1.8.6 から 1.9.4 まで 最新版(Windows 版 1.5.6 及び Mac 版 1.9.8)とは仕様が大幅に異なるが、…

PDB ファイルから Discovery Studio でムービー作成

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第4弾。今回は「化学」の素材として用いた PDB ファイルの簡単な解説と、使用した専門ソフトの機能について。ただし、Windows でのみ使用できるソフトを使用している点については勘弁していただきたい。 Discover…

マルチメディア:U3D 生成ソフトと ffmpeg の利用

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第3弾。今回はマルチメディア埋め込みについて。 既にこのブログで7回にわたって「PDFにマルチメディアを埋め込む」というテーマで記事を書いたので、まずはそちらを参照。全体への案内板はこちら。 &amp…

TeX ユーザの集い 2014 について:化学的補足

TeX ユーザの集い 2014 の資料作成テクニック第2弾。今回は化学の専門知識とソフトウェアについて。 その前に、昨日 (2014-11-10) の朝にケムステで公開した記事*1。既に 1,100 アクセスを突破している。好評いただいているようで嬉しい。 化学を広く伝える…

PDF の作り方:pdftk の活用

さてさて、早速 TeX ユーザの集い 2014 の資料作成時に使用したテクニック紹介第1弾。 今回は資料作成の最終段階という肝心な部分で活躍した pdftk の紹介。 pdftk とは? TeX Wiki に記述がほとんどなかったので pdftk のページを作成し、説明を書き加えた…

TeX ユーザの集いに参加!

先日の記事で予告したとおり、TeX ユーザの集い 2014 に参加してきた。今回は名前の割に「TeX」や「LaTeX」をテーマにした講演よりも、「HTML5やCSS」あるいは「Re:VIEW」といった他の規格についての発表が多かった。TeX に関する話でも、LuaTeX-ja における…

化学構造式をTeXで(3):補足事項

追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 やり残していた Mac での確認を含めて、…

化学構造式をTeXで(2):自動化の注意点と解消法

追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 前回の続きで、残しておいた「自動実行…

化学構造式をTeXで(1):自動化による簡単生成

追記:新しい記事を書いたので、以下の内容は少々古い。最新はこちら: 誰でも簡単! 化学構造式を LaTeX に取り込むパッケージ (2014-12-08) ただし、ソフトウェアの概要やインストール方法などは以下の内容を参照。 つい先日発見したばかりの「化学構造式…

Happy Halloween!

今日はハロウィンということで、久しぶりに XeLaTeX を使ってみた。というのも、Unicode の絵文字にはハロウィンを表すものがあるからである。 ハロウィンの象徴といえば Jack-o'-lantern というのは共通認識のようで…

最近の話題とお知らせ

ここ1週間に気づいたことと、やろうとしていることのメモ。 1. 「斜方晶系」が「直方晶系」になっていた! 2. 化学の日と化学週間 3. TeXユーザの集い2014にLTで参加予定

TeX2img のすゝめ:詳しい使い方

重要:以下の内容は古くなっています!(2014-12-14)この記事は Windows 版 1.3.1 と Mac 版 1.8.6 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 初めて TeX2img を使う方にも読んで理解していただけるように、TeX2img …

TeX2img (Windows/Mac) の動作の詳細

重要:以下の内容は古くなっています!(2015-03-26)この記事は Windows 版 1.4.0 と Mac 版 1.8.8 に対応した内容であるが、念のためアーカイブとして残しておく。最新記事はこちら。 【最終更新:2015-02-23】この記事は TeX2img の画像変換処理の解説であ…

Ghostscript のこと(2):不具合?

(前回の続き) 追記:2015-03-14 21:30アウトライン化の挙動について新たな知見が得られたため、一部書き換えた。 Ghostscript の Windows/Mac における挙動の差異 ここまで詳細に Ghostscript のアウトライン化機能を説明してきたが、以上の説明は、Mac 用…